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【日本】三菱商事、アマゾンと22MWの太陽光PPA締結。カナダではブルー水素生産で日本へ輸出

 三菱商事とアマゾンは9月8日、日本初の再生可能エネルギーを活用したコーポレート電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。三菱商事とローソンが合弁で運営する小売電力事業者MCリテールエナジーが、アマゾン向けに太陽光発電を供給する。

 MCリテールエナジーは現在、メガソーラーを首都圏及び東北地方で合計450ヶ所以上で開発中。2022年から2023年までに順次稼働予定。今回の契約では、アマゾンがMCリテールエナジーの発電所で発電された電力を長期購入する。また、三菱商事子会社の三菱商事エナジーソリューションズが、ウエストホールディングスが建設する太陽光発電設備の建設工程管理と技術支援を、三菱商事子会社のElectroRouteが太陽光発電の発電量予測と発電インバランスのリスクヘッジを担う。

 三菱商事は、先に子会社ENECOを通じ、オランダでもオランドクストノード洋上風力発電のコーポレートPPAも締結しており、今回が2件目。

 また同社は同日、ロイヤル・ダッチ・シェルのカナダ子会社シェル・カナダとの間で、カナダ・アルバータ州エドモントン市近郊でのCCSを活用したブルー水素製造でも覚書を締結した。第1フェーズでは、2020年代後半に年間165,000tの水素を生産し、アンモニアに転換後、日本市場へ輸出する。回収した二酸化炭素は、シェル・カナダが、同州で検討・開発中のポラリスCCSプロジェクトで地下貯留する計画。年間で1,000万t以上の二酸化炭素を貯留する計画で、同州政府からの貯留権取得を目指す。

 カナダ政府は2021年、アルバータ州エドモントンをカナダ初の水素ハブに指定。同地は、天然ガスが豊富で、シェル・カナダも化学プラントを運営している地域でもある。

 日本では、経済産業省の「燃料アンモニア導入官民協議会」は2月、燃料アンモニアの導入に係るロードマップを公表し、日本のアンモニア想定輸入量を2030年に年間300万t、2050年に年間3,000万tと見積もっている。

【参照ページ】日本初のアマゾン向け再生可能エネルギーを活用した長期売電契約を締結
【参照ページ】カナダ アルバータ州における水素製造に向けた覚書締結について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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