フィンランド製紙・木材大手ストラ・エンソと、国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)のフィンランド支部、フィンランド森林管理大手Tornatorの3者は5月6日、フィンランドの淡水の状態改善と、淡水生物の種の保全に向け、3年間のパートナーシップを締結したと発表した。
今回のパートナーシップでは、Tornatorが保有する私有林が対象。WWFは専門知識を提供し、ストラ・エンソが従業員をボランティア活動として派遣する。森林内にある水系をより自然に近い状態に回復する。具体的には、小川や川等の淡水の保全と回復、水生生物の生息環境の改善、淡水魚が産卵場所へ到達するのを阻害する暗渠の撤去等を進める。2022年夏頃に第1弾の活動を実施する。
同パートナーシップは、ストラ・エンソがフィンランドで展開する生物多様性プログラムの一環。WWFフィンランドも、2030年までに同国小水域と淡水域の生態系を回復することを目標として掲げている。今回のアクションにより、私有地での生物多様性回復活動が他社へも広がることが期待されている。
【参照ページ】Stora Enso, Tornator and WWF launch cooperation for forest streams in Finland
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