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【日本】ブリヂストン 、タイヤ空気圧リアルタイム・モニタリング開始。スコープ3削減

 ブリヂストン子会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンは7月25日、日本国内の輸送事業者向けにタイヤの空気圧と温度のリアルタイム遠隔モニタリング・サービス「リアルタイムモニタリング」の提供を開始すると発表した。

 タイヤ起因での運行トラブルの未然防止、タイヤの異常発生時の早期復旧を支援する他、タイヤの適正管理により、空気圧不足による車両燃費の悪化を防ぎ、車両走行中での二酸化炭素排出量削減にも寄与する。

 同社は3月、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)等を掲げた「Bridgestone E8 Commitment」を設定しており、今回のアクションもその一環。

 同社はこれまで、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)で計測したタイヤの空気圧と温度の情報を遠隔モニタリング可能な同社デジタルツール「Tirematics」を活用し、定期モニタリングサービス「ヤードモニタリング」を提供してきた。

 今回新たに提供を開始するソリューションサービス「リアルタイムモニタリング」では、「Tirematics」を活用して、TPMSで計測した情報を通信型デジタルタコグラフのネットワークを介し、TPMSで計測した情報をサーバーに送信することで、同社タイヤ情報管理ツール「Toolbox」上でのリアルタイム・モニタリングを可能にした。

 新サービスでは、走行中にタイヤの空気圧や温度に異常が検知された際に、車両管理者・運行管理者等に対し、メールやデジタルタコグラフの運行管理システムでアラートを通知。また車両位置情報を確認することで、全国900拠点以上からの迅速なメンテナンスサービス提供もできる。

 さらに同社は7月19日、自動運転ソフトウェア開発ティアフォーへの出資を発表。自動運転技術を取り入れたモビリティの安全性、生産性向上に資するタイヤ技術等の開発を加速させる。

 ティアフォーは、世界初のオープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を進めており、同社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、グリーンイノベーション基金事業案件として採択されている。

【参照ページ】タイヤの空気圧と温度を遠隔モニタリングするデジタルソリューションツール「Tirematics」を活用した新サービス「リアルタイムモニタリング」の提供を開始
【参照ページ】自動運転ソフトウェアを開発するスタートアップ ティアフォーに出資
【画像】ブリヂストン

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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