仏エネルギー大手トタルエナジーズは5月24日、米コロラド州立大学と協働でメタン排出量算定に関する国際プロトコルを策定すると発表した。
トタルエナジーズは、2030年までにメタン排出量を2022年比80%削減、2025年までに50%削減する他、自社事業でのガス施設からのメタン排出量を0.1%未満に維持することにコミットしている。今回のアクションは、2030年までにメタン排出量を2020年比30%以上削減にコミットする協定「グローバル・メタン・プレッジ」の一環。
メタン排出量測定の検証方法は、これまで国際的な合意がなく、排出量報告の比較可能性に課題があった。トタルエナジーズ傘下のPole d'Etudes et de Recherche de Lacqとコロラド州立大学のMethane Emission Technology Evaluation Center(METEC)が発足した「Transverse Anomaly Detection Initiatives(TADI)」が、米エネルギー省(DOE)と欧州委員会エネルギー総局(ENER)から評価され、メタン排出定量化技術に関する国際標準化の策定開始へとつながった。
トタルエナジーズとコロラド州立大学は今後、メタン排出量の測定方法の精度、検出限界、運用上の制限を認証するためのプロトコル開発に加え、点測定からの年間メタン測定量推定の方法の開発を行う。
【参照ページ】Methane Emissions Reduction: TotalEnergies and Colorado State University collaborate to establish a protocol of qualification for methane measurement technologies
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら