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【日本】安比地熱発電所、商業運転開始。14.9MW。岩手県では28年ぶりの大型地熱

【日本】安比地熱発電所、商業運転開始。14.9MW。岩手県では28年ぶりの大型地熱 1

 岩手県八幡平市で大型の地熱発電所「安比地熱発電所」が3月1日、商業運転を開始した。設備容量14.9MW。10MWを超える地熱発電所の稼働は岩手県では28年ぶり。発電された電力は固定価格買取制度(FIT)で売電する。

 同発電所は、三菱マテリアル51%、三菱ガス化学34%、電源開発(J-Power)15%で出資する安比地熱が運営事業者。2015年に法人設立し、2018年12月にエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から地熱資源開発資金債務保証支援を取得。2019年8月に着工していた。同発電所はシングルフラッシュ方式。

 日本では地熱発電所の建設が1996年から一気に萎み、さらに発電所の老朽化や熱水の低温化等により、年々発電量が減衰してきている状況にある。2019年には23年ぶりに10MWを超える大型地熱発電所「山葵沢地熱発電所」が秋田県湯沢市で商業運転を開始。同発電所はダブルフラッシュ方式で設備容量46.199MW。こちらも、三菱マテリアル、三菱ガス化学、電源開発の3社が出資する湯沢地熱が運営主体。

 2020年には九州電力の大岳発電所(13.7MW)が大分県九重町で、2023年には電源開発(J-Power)の鬼首地熱発電所(14.9MW)が宮崎県大崎市が商業運転を開始している。

【参照ページ】岩手県で新たな地熱発電所が稼働
【画像】JOGMEC

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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