中国ペロブスカイト太陽電池開発の仁爍光能(Renshine Solar)は1月、量産工場が完成し、生産を開始した。生産能力は150MW。同社は将来的に1GW以上の生産体制を目指している。
同社は2021年に創業。2023年に、業界をリードする10MWの研究開発ラインの稼働を開始。開発された全カルサイト積層型セルの定常光電変換効率は30%以上に達し、単結晶シリコンセルの実験室最高効率26.7%を上回っている。また最近では、中国の国家太陽光発電産業測定試験センターのテストで、30cmx40cmサイズのカルサイトモジュールの定常効率(MPPT)が20.1%に達し、世界最高記録を樹立した。
今回完成したのは、1.2mx0.6mのカルサイトモジュールの量産。同社にとって初の上市となる。
同社は1月、数億元のシリーズAラウンドの資金調達に成功。中科先進、国海証券、亨通集団、毅達資本、東方豊海、建宇集団、中赢基金、恒邦資本、中天匯富、常熟経開控股等が出資した。