
EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会は4月12日、自動車の新たな排ガス規制基準「ユーロ7」を定めたEU規則案を可決。同法案はすでに欧州議会を通過しており、同法が成立した。EU官報掲載の20日後に発効する。
【参考】【EU】EU理事会と欧州議会、自動車排ガス新基準「ユーロ7」で政治的合意。PM10規制導入へ(2023年12月20日)
同法は、従来分かれていた乗用車とバンの排気ガス規制「ユーロ6」と、バスとトラック向け「ユーロVI」を、「ユーロ7」として一本化。排ガスだけでなく、タイヤの磨耗やブレーキ粒子等のマイクロプラスチック発生に関する規則も新設した。バッテリーの耐久性に関する要件や、全車両に対するより厳しい耐用年数要件に関する要件も導入された。
同EU規則の施行日は、車種によって異なる。乗用車とバンの新型車種は30ヶ月後、既存車種の新車は42ヶ月後から適用。バス、トラック、トレーラーの新型車種は48ヶ月後、バス、トラック、トレーラーの既存車種の新車は60ヶ月から適用される。自動車及びバン向けの改造部品は30ヶ月後から、バス、貨物車、トレーラー向けの改造部品は48ヶ月から適用される。
【参照ページ】Euro 7: Council adopts new rules on emission limits for cars, vans and trucks
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