金融情報提供世界大手米モーニングスターは4月15日、モーニングスターが提供するESG株式インデックス・ファミリー「Morningstar Sustainability Index」が対象市場としている46ヶ国の上場企業について、ESGの各々と気候変動リスクの評価を実施。それを国ごとに集約したスコア「Morningstar Sustainability Atlas」を発表した。評価データは、モーニングスター傘下のSustainalytics(サステイナリティクス)のESGデータを用いた。
国別のスコアは、ESGの各々3スコアとそれらを総合したESGスコア、さらに別観点のControversyスコアと、ESGスコアとControversyスコアの双方を考慮した全体スコアのサステナビリティスコアの6個ずつ付与されている。
サステナビリティスコアの高いのは、北欧とフランス、ドイツ、オランダ、ポルトガル、コロンビアで55点以上。反対に低いのは、中国、韓国、ロシア、東南アジア、中東で43点未満だった。日本は47.07で中の下。東アジアでは台湾が52.02と日本を上回った。米国は45.41で日本より低かった。
詳細スコアで見ると、日本のスコアを大きく下げているのはガバナンス(G)で、ロシアや東南アジアより低い。社会(S)でも中の下で、環境(E)でも中間レベルだった。Controversyレベルは中の上だったが、台湾、フィリピン、タイ、インドネシアよりは低かった。
気候変動リスク(スコアが低いほど良い)では、スイスがトップの4.31。その後に、オランダ4.96、デンマーク5.41、スウェーデン7.22、ベルギー7.84、米国8.96、フィンランド9.64と続く。日本は台湾、韓国と同レベルの11.37だった。
モーニングスターが国別スコアを出している背景には、機関投資家に対し、どの国を対象としたファンドがおすすめかを示す意味がある。
【参照ページ】Sustainable Countries: Northern Europe Leads the Pack in ESG Practices