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【韓国】起亜自動車、2040年までにEVのみ販売へ。2045年カーボンニュートラルも表明

 韓国自動車大手現代自動車グループの起亜自動車は11月11日、欧州では2035年までに、その他でも2040年までに全販売車種を電気自動車(EV)のみに転換すると発表した。また2045年までにバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成すると表明した。

 今回、起亜自動車は、EV6モデルに続く、新たなEVモデルとして、EV9のコンセプトを発表。同社のElectric Global Modular Platform(E-GMP)アーキテクチャーを採用する。また同社は、2030年までに全社用車をEVに転換することも表明した。

 バリューチェーン全体でのカーボンニュートラルでは、供給、物流、車両生産、車両使用、廃棄物処理まで全てをカバー。そのうち97%を削減、残り3%程度をカーボンオフセットとする考えも披露した。カギは「グリーン・スチール」と強調。同社は7月に再生可能エネルギー100%で事業運営イニシアチブ「RE100」に加盟しており、海外事業所では2030年までに、韓国国内では2040年までにRE100を達成するとした。炭素回収・利用・貯留(CCUS)の技術開発も進める。

 カーボンオフセットでは、ブルーカーボンのプロジェクトを掲げた。外部パートナーと協力して韓国の沿岸湿地帯を修復・保全する。その一環として、韓国海洋水産部と韓国国内での具体的なプロジェクトの機会について協議する予定。

 さらに、環境NGOのOcean Cleanupともパートナーシップを締結し、プラスチックの海洋流出を防ぎ、世界中の河川に「インターセプター」の設置を進める。特に同社からは、インターセプターの建設資材を提供するとともに、回収されたプラスチックを再生し、車両部品素材に活用する。同社は、2030年まれにプラスチックの再生素材割合を20%にまで高める計画。

 自動車の廃棄段階でのプラスチックの回収・リサイクル率も高めると表明。2022年から外部パートナーと2次電池エネルギー貯蔵システム(SLBESS)のパイロットプロジェクトも展開するという。

【参照ページ】Kia pledges to become a ‘Sustainable Mobility Solutions Provider’ and unveils roadmap to achieve carbon neutrality by 2045

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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