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【ヨーロッパ】EU全体のエネルギー消費量、1990年代前半の水準まで減少

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ユーロスタット(欧州連合統計局)は2月9日、2013年のEUのエネルギー消費量は16.6億トン(石油換算トン)まで減少し、最大消費量を記録した2006年比で9.1%減となり、1990年代前半の水準にまで達したと発表した。

さらに、2013年のEU内のエネルギー構成比は原子力が29%、再生可能エネルギーが24%となり、固形燃料(20%)、ガス(17%)、石油(9%)を上回った。EUは域内におけるエネルギー生産に力を入れた結果7.9億トンのエネルギーを生産し、エネルギー比率は半分をわずかに超える53%にとどまった。

同調査結果の主なポイントは下記の通り。

  • EU諸国の中で最もエネルギーを消費しているのは、高い順にドイツ、フランス、イギリス。
  • エネルギーの輸入依存度が最も低いのはエストニア(12%)で、次いでデンマーク(12.3%)、ルーマニア(18.6%)、ポーランド(25.8%)となっている。
  • EU最大のエネルギー生産国はフランスでのEUのエネルギー総消費量の17%を生産している。フランスに続くドイツ(15%)、イギリス(14%)、ポーランド(9%)、オランダ(9%)のエネルギー生産量を併せると、この5カ国の生産量はEU全体の総生産量の3分の2に相当する。
  • 再生可能エネルギー比率が高いのはキプロスおよびマルタ(いずれも100%)で、ついでラトビア(99.7%)、ポルトガル(97.5%)、リトアニア(91.1%)、オーストリア(78.2%)、ルクセンブルグ(76.4%)が続く。

EU全体ではエネルギー消費量が1990年代前半の水準まで減少し、エネルギー生産の24%が再生可能由来となるなど、着実に持続可能なエネルギー体制へと前進している。各国のデータの詳細については下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】Energy consumption in the EU down to its early 1990s level
【団体サイト】Eurostat

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