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【国際】CSR評価の情報源が多い企業ほど評判リスクも高い。CSRHubとRepRisk調査。

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 CSRデータ提供大手のCSRHubと、ESGリサーチ大手のRepRiskは5月13日、企業のCSR評価の際に活用できる情報源の多さと、その企業の評判リスクとの間には相関関係があるとする調査結果を公表した。この結果は両社が数年間に渡り収集してきた世界4000社以上の企業データを結合、分析した結果導き出されたものだ。

 同調査によると、企業の売上規模や時価総額にかかわらず、サステナビリティ評価の参考となる情報源が多い企業(数多くのSRI分析の対象となっている、数多くのCSR評価に参画している、NGOからトラックされている、などの企業)ほど、評判リスクにさらされる危険性が高いということが分かった。これはサステナビリティに関する情報源が、企業のリスク事項を発見し、発信する際に活用されていることを示している。

 さらに、人権やサプライチェーン、リーダーシップ倫理、人材管理といった分野のCSRプログラムが充実している企業は評価リスクにさらされる危険性が比較的低く、一方でコミュニティ開発や慈善事業、環境政策の分野などで積極的にCSR活動を展開している企業は評判リスクにさらされる危険性が比較的高くなることも分かった。

 今回の調査結果を受けて、CSRHubのCEOを務めるBahar Gidwani氏は「我々の調査結果をまとめると、企業のリスク管理担当者らは自社のCSRやサステナビリティ活動に関わることを求めるべきであることが分かる」と語った。

 また、RepRiskで事業開発責任者を務めるAlexandra mihailescu Cichon氏は「今回の調査は、サステナビリティ活動と業績の関連性、およびサステナビリティ活動が企業リスク低減につながるという考えを支持する手助けとなるものだ」と語った。

 今回の調査はCSRやサステナビリティに関する積極的なプログラム展開、情報開示はステークホルダーからの信頼構築につながる一方で、その内容いかんでは大きく自社の評判に影響を及ぼしかねないことを示している。かつてないほどに、外部ステークホルダーにとってCSR・サステナビリティ情報の重要性が高まってきているのだ。

 Bahar Gidwani氏が述べるように、CSR・サステナビリティ活用やその情報開示についてはその影響力の大きさを考慮し、リスク管理の考え方を取り入れる必要があると言える。レポートは下記から団ロード可能。

【レポートダウンロード】RepRisk and CSRHub study finds link between perceived Corporate Social Responsibility (CSR) performance and reputational risk
【企業サイト】RepRisk
【企業サイト】CSRHub

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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