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【国際】欧州4カ国、途上国の温室効果ガス排出削減に向けて5億米ドルのイニシアチブを設立

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 ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、スイスのヨーロッパ4カ国は11月30日、世界銀行との協働により、開発途上国らが温室効果ガス排出量削減に向けた方策を実施するインセンティブを提供するために、新たに5億米ドルのイニシアチブ、"Transformative Carbon Asset Facility"を設立すると発表した。

 今後、4か国は同イニシアチブを通じて開発途上国らによる温室効果ガス排出量削減に向けた新たな仕組み作りを支援する。具体的には、再生可能エネルギーや輸送、エネルギー効率、廃棄物処理、低炭素都市などの大規模なプログラムの実施による排出削減量を測定し、削減分に対してインセンティブを拠出する。例えば化石燃料への補助金停止や、再生可能エネルギー関連規制の簡素化などにより排出量を削減した国に対しても支払いが可能となる。

 世銀の総裁を務めるJim Yong Kim氏は「我々は途上国が低炭素を進展させる、信頼できる道筋を見つける支援をしたい。今回のイニシアチブは次世代の(まだ活用していない)炭素クレジットの創出やそれに向けた支払いを支援する方法の一つだ」と述べた。

 同イニシアチブは2016年から活動開始予定で、当初は参加各国らが2億5,000万米ドル以上を拠出する。参加国の募集は目標の5億米ドルに達成するまで継続される予定で、同イニシアチブからの支援は世銀グループなどからの20億米ドルの投資および政策関連融資と並行して提供される予定だ。

 ノルウェー首相のErna Solberg氏は「市場原理に委ねることは排出量を削減する有効な手段だ。我々はこのイニシアチブを通じて現地に大きなインパクトを生み出し、例えば、排出量取引制度や炭素税のようなカーボンプライシングや、あるいはより強力な低炭素方針基準やそれらの強制など、イニシアチブによる初期支援を超えて排出量削減に向けた取り組みのサステナビリティが確保されることを期待している」と語った。

 今後、同イニシアチブは先進国、途上国双方の気候変動目標達成に向けて、様々な国際イニシアチブや各国の気候変動目標に沿って活動が展開される予定だ。なお、COP21でも先進国から途上国への資金援助は主要トピックの一つとなっており、今回の発表もその一貫で行われたものだ。

【参照リリース】New $500 million initiative to boost large scale climate action
【団体サイト】World Bank Group
【参考サイト】Carbon Pricing: It’s in the move

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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