
メキシコの検察機関である検事総長事務局(PGR)は6月2日、通信大手米AT&Tのメキシコ法人を誘拐事件時に通信設備を通じて警報・通知を行う通信システム「アンバーアラートプログラム」の初年度パートナーに選んだと発表した。アンバーアラート(AMBER Alert)とは、未成年誘拐事件や行方不明事件が発生した際、テレビやラジオ、道路電光掲示板、携帯電話などの公衆メディアや通信端末を通じて警告や通知を自動的に流す緊急事態警報のひとつ。
アンバーは英語で「琥珀」を意味する単語だが、1996年に米テキサス州で9歳の少女アンバー・ヘイガーマン氏が誘拐され、警察当局が通信メディアに一斉に通知を流す協力を取り付けるという行為が行われたため、彼女の名前をとって「アンバーアラート」と呼ばれ始めた。米当局の現在の公式見解としては、アンバーは、「America's Missing: Broadcast Emergency Response(アメリカ行方不明事件:報道緊急返答)」の略だという。アンバーアラートでは、現在、北米のカナダ、米国、メキシコの3ヶ国の検察機関が連携する措置を取っており、アンバーアラートは状況により国境を超えて発せられる。
AT&Tメキシコは、2015年より、携帯電話利用者に対してテキストメッセージの形式でアンバーアラートを送信する対応を開始。一般市民の携帯電話に事件発生を伝えることで、誘拐された子供に関する情報収集や警察への通報などサポートを促している。すでに、1年に400億通以上のテキストメッセージが配信されており、不明となった子供の救出に多大な貢献をしているという。アンバーアラートの対象となった案件では10件のうち7件で子どもたちが無事に家族の元へ帰還している。同社は、この活動や他のCSR活動とともに、メキシコ慈善センターより、2016年度ESR(Socially Responsible Company)として表彰されてもいた。
【参照ページ】AT&T and PGR Reported Successful Alliance for AMBER Alert; in Seven out of ten Cases the Minor is Recovered
【参照ページ】USA Amber Alert
【参照ページ】United States, Mexico and Canada Join Forces to Improve Amber Alert System
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