Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【イギリス】テスコ、PBチョコレート商品全てでレインフォレスト・アライアンス取得発表 2016/08/02 最新ニュース

tesco

 英国小売最大手テスコは7月15日、プライベートブランドのチョコレート商品全てを、2018年までに「レインフォレスト・アライアンス認証」を取得すると発表した。また、ケーキ、ビスケット、デザート、穀物など他のプライベートブランド商品に使用されるココアの調達でも、同日までに同等の調達を実現していく。

 レインフォレスト・アライアンスは、米国米国ニューヨークに本部を置くNPO。熱帯雨林の保護のために1987年に設立され、2001年に森林伐採や環境破壊の要因となる乱開発に歯止めをかける取り組みとして、「レインフォレスト・アライアンス認証」を立ち上げた。レインフォレスト・アライアンスは、世界地域の環境保護団体が個別に展開していた認証制度の統一を図るため、サステイブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)という組織を立ち上げ、現在は、SANが中心となって「レインフォレスト・アライアンス認証」の運営を管理している。この認証は、SANに加盟するパートナー組織が認証機関となっており、現在世界約40ヶ国、約100万ヶ所の農園に認証が付与されている。認証農園や認証農園からの農作物を使った製品には、レインフォレスト・アライアンスのトレードマークであるカエルのマークが付けられている。

 レインフォレスト・アライアンス認証で監査される項目は、森林資源の保護だけでなく、土壌保全や遺伝子組換え作物利用の禁止など環境配慮に関する広範囲な内容を含む。また、地域住民の経済発展や労働環境に関する社会的項目も多く盛り込まれている。認証対象となっている農作物は、カカオ以外にも、コーヒー、紅茶、野菜、果物や花等100品目以上。レインフォレスト・アライアンス認証は、世界で広く普及している農作物および林業認証の一つで、すでに世界のカカオ生産の13%以上、コーヒー生産の20%以上がこの認証を得ている。また、世界のバナナ貿易の15%、茶貿易の14%、コーヒー貿易の5.2%は同認証を取得した製品となっている。.

 テスコは、今回レインフォレスト・アライアンス認証を実施することで、ココア栽培コミュニティを支え、農家収入を向上し、土壌、野生動物の保護に貢献することを目指す。テスコは、サプライヤーとの関係向上や透明性の確保のため、チョコレート以外にも魚、芋、乳製品など幅広い製品分野で、サステナビリティ調達を進めるプログラムを開始している。

【参照ページ】Tesco to source Rainforest Alliance Certified™ cocoa for all of its own label chocolate in the UK
【企業サイト】Tesco
【機関サイト】レインフォレスト・アライアンス
【機関サイト】SAN

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る