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【国際】RepRisk「世界で最も物議を醸したプロジェクト2016」発表。エネルギー・資源系が多数 2017/04/12 最新ニュース

 ESGリスクに関する情報提供大手のRepRiskは3月29日、2016年度版「世界で最も物議を醸したプロジェクト(Most Controversial Projects)報告書」を発表した。RepRiskは、同様の報告書として「世界で最も物議を醸した企業(Most Controversial Companies)報告書」も毎年発行しているが、今回発行のものは「プロジェクト」についてまとめたもので、今年が4回目。

【参考】RepRisk「世界で最も物議を醸した企業2016年」発表。賄賂やマネーロンダリング関与が多数(2017年2月9日)

 同報告書は、上場・非上場含む世界の主要企業84,000社とプロジェクト21,000件の情報を網羅した同社の「ESGリスクプラットフォーム」に基づいて、リスク値を計測している。このプラットフォームには、メディア、オンラインメディア、ソーシャルメディア、第三者団体等から発行された報告書、ステークホルダー、NGO、政府機関、規制機関、シンクタンク、ニュースレター等の公開情報を15言語で毎日収集している。

 リスクはゼロ(リスクが最も低い)から100(リスクが最も高い)で得点付けされ、特に75から100の値はリスクが非常に高い。

ランキング プロジェクト名 リスク値 業界
1 豊城発電所フェーズ3 88 中国 電力
2 紅坳廃棄場 76 中国 サポートサービス
3 Dakota Access Pipeline 72 米国 石油ガス
4 Aliso Canyon Natural Gas Storage Facility 68 米国 石油ガス
5 Sports Direct Shirebrook Warehouse 66 英国 小売
6 Petroquimica Mexicana de Vinilo Plant 63 メキシコ 石油ガス
7 Agua Zarca Hydroelectric Project 62 ホンジュラス 電力
8 Tongi Packaging Plant 60 バングラデシュ 消費財
9 Angra dos Reis Nuclear Complex 59 ブラジル 電力
9 金山溝炭鉱 59 中国 採掘

 今回リストアップされたプロジェクト10件については、建設現場での大規模死亡事故や、廃棄物の杜撰な管理による巨大な土砂崩れ、製造現場での従業員人権侵害などが取り沙汰されている。1位の豊城発電所フェーズ3では、発電所建設中の高層足場が崩れ74人が死亡。2位の紅坳廃棄場では、積み上げた土砂が崩れ工業団地を飲み込み91人が行方不明。日本でも話題となった米国のダコタ・アクセス・パイプラインも3位に入った。

【報告書】Most Controversial Projects of 2016

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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