【イギリス】政府、英連邦諸国の海洋プラスチック削減イニシアチブCCOA始動。すでに4ヶ国が参加 2018/04/21 最新ニュース

 英テリーザ・メイ首相は4月15日、英国政府とバヌアツ政府が海洋プラスチックごみ削減のための政府間協力イニシアチブ「Commonwealth Clean Oceans Alliance(CCOA)」を共同で設立したと発表し、英連邦諸国52ヶ国・地域に参加を呼びかけた。すでにスリランカ、ニュージーランド、ガーナが参加を表明。CCOA議長は英国とバヌアツが共同で務める。イニシアチブ参加国は、マイクロビーズの使用禁止、再利用できないビニール袋の使用削減等、プラスチックごみの削減で協力し合う。英国政府は同イニシアチブに活動資金として6,140万ポンド(約93億円)を拠出した。

 英国は、世界に先駆けてマイクロビーズの使用を禁止し、またビニール袋に5ペンスの課金制度を導入しており、同様の制度導入を英連邦の他国にも促す。同イニシアチブに参加した新興国は、WEF(世界経済フォーラム)、Sky、Fauna and Flora International、コカ・コーラ、世界自然保護基金(WWF)等の企業やNGOとのパートナーシップを通じて、廃棄物マネジメントシステムの改善やその他施策を実行する。

 資金の内訳は、プラスチックごみ問題に対する科学的、技術的、経済的、社会的な研究支援に2,500万ポンド。新興国の製造業からのプラスチックごみ削減及び汚染防止措置構築に2,000万ポンド。CCOAの運営資金に1,640万ポンド。

 さらに英国国際開発省は2018年下半期から、世界の海洋や河川のプラスチックごみ除去を支援するマッチング寄付制度を始める。同時に同省は、製造業から発生する汚染の削減、海洋プラスチックの原因となる都市ごみのマネジメントシステム等の各種プロジェクトの支援も実施。とりわけ海洋プラスチックからの被害が深刻な最貧困層の人々の生活水準や健康を改善し、雇用機会を創出できるようなシステムの構築を目指す。

 海洋プラスチック問題は、国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」に対応するもの。CCOAは、国連のClean Seasキャンペーンや、ゴースト漁具の発生抑制を目指す「Global Ghost Gear Initiative」、海洋汚染防止計画であるロンドン議定書等の各種国際協定にも参加する予定。

【参照ページ】Commonwealth unites to end scourge of plastic

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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