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【国際】Biodiversity Indicators Partnership、生物多様性測定指標を追加で30開発。合計約60に

 生物多様性推進の国際団体Biodiversity Indicators Partnership(BIP)は8月21日、生物多様性の具体的な進捗状況を測定するための指標開発の結果を発表。従来、位置づけられた約30指標に加え、今回新たに30指標が追加。合計約60指標が特定された。

 BIPは、国連環境計画(UNEP)、欧州委員会、スイス連邦環境庁が支援し、2015年に発足。事務局を英国ケンブリッジに設置された国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が務めている。BIPのパートナーには、国連環境計画、世界自然保全モニタリングセンター、世界環境モニタリングシステム(GEMS Water)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連食糧農業機関(FAO)、生物多様性条約事務局、国連砂漠化対処条約事務局、ラムサール条約事務局、国連統計部、国際自然保護連合(IUCN)の世界保護地域委員会(WCPA)、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト・パートナーシップ、世界自然保護基金(WWF)、世界動物園水族館協会(WAZA)、経済協力開発機構(OECD)、欧州委員会、欧州環境機関、ケンブリッジ大学、クイーンズランド大学、韓国海洋科学技術院、森林管理協議会(FSC)、海洋管理協議会(MSC)、KBA(生物多様性重要地域)パートナーシップ等の国際機関やNGOが幅広く参加している。

 BIPの大きなミッションは、2010年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(CBD・COP10)で採択された「生物多様性を保全するための戦略計画2011-2020」、通称「愛知目標」で定めれた20の目標の具体的な進捗測定を行うための指標開発。さらに、生物多様性関連の他の条約や、政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)等の国際的な枠組みの中で必要とされる指標の開発も担っている。また、国連持続可能な開発目標(SDGs)のための指標開発も視野に入れている。各国政府が策定する「生物多様性国家戦略及び行動計画(NBSAPs)」の策定支援も行っている。

 今回の開発結果は、BIPのホームページ上で開示、愛知目標の20目標やSDGsの17目標毎に、指標が閲覧できるようになっている。また、愛知目標とSDGsの関係マップも今回整理した。

 今回の内容を受け、愛知目標の目標2、6、9、16、17、18、20以外については1つ以上の指標が設定された。

【参照ページ】Minding the Gap - how the BIP is filling indicator gaps
【機関サイト】BIP
【関係マップ】Cross-mapping of the indicators within the Biodiversity Indicators Partnership to Aichi Biodiversity Targets and SDGs

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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