英シティ・オブ・ロンドン自治体(シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション)は11月1日、電気自動車(EV)等の超低排出車以外の域内の道路交通を禁止する方針を発表した。まず一部道路で実証実験を行い、拡大展開できるか検討する。大気汚染対策。
超低排出車の定義は、マフラーからの二酸化炭素排出量が75g/km以下の自動車。EVの他、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池自動車も該当する。シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション政府は、これらの自動車への買い替えを促したい考え。
今回、実証実験を予定しているのは、ムーアゲート駅に近いムーア通り(Moor Lane)南部。まずパブリックコメントで意見を募り、その後2019年4月までに実証実験を開始したい考え。規制を全日適用する案と、月曜日から金曜日の7時から23時にだけ適用する案の2つがある。導入の最初4週間は、違反車には警告を出し、その後は罰金を適用する方針。罰金収益は、道路整備に用いられる。
シティ・オブ・ロンドン政府はすでに、公用車用にディーゼル車両を購入することを禁止している。今回の実証実験で実効性が確認できれば、他の通りにも拡大する計画。同政府は2022年までに域内にゼロ・エミッション地区を設定し、最高時速も15mphに引き下げる政策を検討している。
【参照ページ】Plans set out for City’s first low emission street
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