投資運用世界大手米ブラックロックのラリー・フィンクCEOは1月14日、投資先企業のCEOに対し年次書簡を送付した。フィンクシ氏は、昨年の年次書簡で、企業が「目的(Purpose)」を持つことの重要性を訴えかけたが、今回も引き続き、企業に長期経営にドライブをかけるよう促した。
フィンク氏は、景気低迷、テクノロジーによる労働環境の変化、未来の不透明性等、市場関係者の不安が高まる中、社会は企業に対し、環境や社会課題への対処に多くを期待するようになったと指摘。さらに、ソーシャルメディア等を通じて、企業に対するプラッシャーもかつてないまでに高まってきていると言及した。
その上でフィンク氏は、…