国連グローバル・コンパクト(UNGC)は1月23日、国連持続可能な開発目標(SDGs)を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」実践に向け、企業、政府、他のアクターに対し、SDGs達成に向けたファイナンスを拡大するよう要求した。投資家にとって便益となる長期的な事業姿勢を示すとともに、サステナビリティ・アジェンダに関する進捗や貢献を測定し情報開示する新手法を開発するよう要請した。
今回の発表は、2019年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、UNGCとピムコ共催のセッションの中で行われた。国連は、SDGs達成のためには毎年5兆から7兆米ドルのファイナンスが必要と試算している。
UNGCは、最終的には、機関投資家が2030ジェンダの実践に向けた意味ある貢献ができるよう、規模、流動性、多様性、透明性の面で充実した市場を構築していくと表明。UNGCは、「SDGsのための金融イノベーション・アクションプラットフォーム」を設置しており、同プラットフォームが活動の中心的な役割を果たす。