サステナビリティ・サプライチェーン評価機関EcoVadisは3月6日、同社の社会・環境評価「サステナビリティ・スコア」と国連グローバル・コンパクト(UNGC)との関連性を分析したレポートを発行した。UNGCに署名している企業は、サステナビリティ・スコアも高かった。
EcoVadisのサステナビリティ評価は「環境」「労働慣行や人権」「公正な企業倫理」「持続的な調達」の4テーマ21項目あり、各企業は0から100まででスコアリングされる。また各企業は、従業員1,000名以上の大企業とそれ未満の中小企業の2つに分類される。現在150ヶ国55,000社がスコアを取得しており、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ベライゾン、ロレアル、サブウェイ、ネスレ、セールスフォース、ミシュラン、BASF等が各業界での最高評価を受けている。
今回のレポート策定では、150ヶ国約3万社を分析。UNGC署名機関のサステナビリティ・スコアの平均は54、最頻値は50。一方、非署名機関のスコアの平均は42、最頻値は40。UNGC署名とサステナビリティ・スコアの間には相関関係が確認された。但し、UNGCに署名しただけではスコアが上がるわけではないため、今回の結果からは、UNGC署名を最初のステップとし、その後企業自身の努力でサステナビリティ・スコアを上げる諸々の取組をしてきていることが明らかとなった。
【参照ページ】EcoVadis Releases UN Global Compact Performance Report
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