
ノルウェー石油ガス大手エクイノールは4月24日、気候変動対応推進の機関投資家団体Climate Action 100+と協働で、パリ協定の目標達成を協力に推進する共同声明を発表した。エクイノールは、これまでにも、短期・中期・長期の気候変動対応目標を掲げてきたが、今回の共同声明では2030年以降まで見据えたアクション内容を明確にした。
今回の共同声明では、同社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に基づく情報開示を実施していくと発表。事業ポートフォリオの評価、2℃未満シナリオに基づく新資源への設備投資額等も開示していく。2℃シナリオよりも十分に低いシナリオが活用できる状況になれば、それを基にしたストレステストも行う。指標の開示では、メタンガス原単位排出量、排出削減、上流事業での二酸化炭素原単位排出量、低炭素向けR&D支出の2020年目標等を開示していく。2030年までの二酸化炭素排出量削減目標も随時見直し、2030年以降の削減目標も設定する。
Climate Action 100+は、エクイノールに対して集団的エンゲージメントを実施、気候変動情報開示の強化を迫っていた。特に主導したのは、UBSアセットマネジメント、HSBCグローバル・アセット・マネジメント、ストアブランド・アセットマネジメント。
【参照ページ】Equinor strengthens its commitment to climate leadership
【参照ページ】Climate Action 100+ welcomes Equinor announcement to strengthen its climate commitments
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