クリーンエネルギー大臣会合(CEM)の二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)イニシアチブと、石油・ガス気候変動イニシアチブ(OGCI)の加盟企業は9月23日、世界中で経済的に実行可能で、環境に責任があり、安全なCCUS産業の立ち上げを促進することを確認した。OGCIは、CCUSへの大規模な民間投資を促す「キックスターター」イニシアチブを展開しており、各国政府からの強力な支持を求めている。
【参考】【国際】石油・ガス大手気候変動対応推進OGCI、米系3社が初加盟し合計13社に(2018年9月25日)
CEMのCCUSイニシアチブへの参加国は、日本、米国、カナダ、英国、オランダ、ノルウェー、中国、南アフリカ、メキシコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の11ヶ国。
OGCIの参加企業は、BP(英国)、Eni(イタリア)、レプソル(スペイン)、サウジアラムコ(サウジアラビア)、ロイヤル・ダッチ・シェル(英国・オランダ)、スタトイル(ノルウェー)、トタル(フランス)、ペメックス(メキシコ)、リライアンス(インド)、中国石油天然気集団(中国)、エクソンモービル(米国)、シェブロン(米国)、オクシデンタル・ペトロリウム(米国)の13社。
CEM CCUSイニシアチブ加盟国とOGCIは今回、強力な官民連携が必要だという認識の下、OGCIの年次総会で会合する。総会は、国際環境NGOのThe Climate Groupが主催する世界最大規模のイベント「Climate Week NYC」と同じタイミング開催された。両者は、開発のさまざまな段階を通じてCCUSの商業開発を支援する機会を探求する予定。特定の研究・開発拠点(ハブ)設置とプロジェクトの商業化を目的とした、政策と規制の枠組みに関する継続的な対話や、必要に応じて、各運用段階でのリスク管理、ナレッジ共有、貯蔵評価活動、コーポレートファイナンス、プロジェクトファイナンス、地域社会へのエンゲージメントのメカニズムが検討していく。
現在、CCUSの場所として、5つのハブがすでに導入評価段階に貼っている。
【参照ページ】Public-private collaboration essential for carbon capture: CEM CCUS Initiative and Oil and Gas Climate Initiative to drive strategic investment
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら