国際標準化機構(ISO)は11月28日、サステナブルファイナンス国際規格を検討するためのテクニカルコミッティ「ISO/TC322」を発足したと発表した。事務局は、英国の規格協会BSIが務める。
サステナブルファイナンスに関する投融資の定義や投融資先タクソノミーでは、欧州委員会が先行して議論している。今回、BSIからの起案により、正式にテクニカルコミッティが発足。国際規格の検討に入る。特に、気候変動に主眼が置かれる。検討対象としては、投融資、証券仲介等の金融サービス、金融情報サービス等多岐にわたる。
ISO/TC322では、連携機関として、欧州委員会、気候債券イニシアチブ(CBI)、SASB財団、世界自然保護基金(WWF)、IEMA(The Institute of Environmental Management & Assessment)、GABV(Global alliance for banking on values)を指定した。
日本の経済団体連合会(経団連)は9月、ISOでサステナブルファイナンスの議論が始まることに反対する声明を出していた。
【参考】【日本】経団連、世界的な気候変動サステナブルファイナンス議論に反発。日本産業界の移行リスク上昇の可能性(2019年9月24日)
【参照ページ】MOBILIZING THE GREEN DOLLAR: A NEW EXPERT COMMITTEE TO HELP
【コミッティー】ISO/TC322
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