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【アフリカ】大手製薬6社とゲイツ財団、6ヵ国でのコミュニティ・ヘルス・ワーカー育成に10億円拠出

 製薬大手米ジョンソン・エンド・ジョンソン、イーライ・リリー、ノバルティス、ファイザー、グラクソ・スミスクラインとビル&メリンダ・ゲイツ財団は1月16日、アフリカ6ヵ国での医療アクセス向上のため「Last Mile Health and Living Goods」を発足した。3年間のコミュニティ・ヘルス・ワーカー育成プログラム「Health Worker Training Initiative」に各々150万米ドル(約1.7億円)を投ずる。

 今回のイニシアチブでは、医師や看護婦等の有資格者以外が基礎的な医療サービスを提供する「コミュニティ・ヘルス・ワーカー」モデルを追求する。同イニシアチブは、同モデルの健康に対する投資対効果は10倍と見積もっており、効率の良いモデルだと捉えている。参加する製薬企業が、地域の即したソリューションを構築していくための疾病に関する知見を提供していく。

 3年間のプログラムでは、リベリア、ケニア、ウガンダ、マラウィとその他今後検討する最大2ヵ国を活動場所として選定した。コミュニティ・ヘルス・ワーカーをオンライン講習「Last Mile Health's Community Health Academy」で2,500人の研修を提供。医療アクセスを提供できる範囲は170万人と見積もった。講習では、下痢、家族計画、マラリア、肺炎や、糖尿病や高血圧等の非感染性疾患を中心に学ぶ。

 また、携帯電話を活用してコミュニティ・ヘルス・ワーカーの活動を支援するテクノロジーを開発する「Kenya Performance Lab」も設立。データ・サイエンス、行動変化、パフォーマンス・マネジメント、医療分析等を目下、検討している。得られた知見は、今回対象としていない国も広げていく予定。

 同イニシアチブには、アフリカでの「コミュニティ・ヘルスケア・ワーカー」モデル拡大を進めているAudacious Projectも、マッチング拠出して同額の9,000万米ドルを寄付。活動費は総額1,800万米ドル(約20億円)となる。また、同モデルを定着させるため各国政府とも協働し、政府が同モデルを受け継いでいけるようにしていく。

【参照ページ】Public-Private Collaboration Commits to Accelerate Access to Health Services in Africa, Reaching 1.7 Million People

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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