【国際】WHO、新型コロナウイルスの分析結果発表。マスク着用指針や他の噂についても回答 2020/03/03 最新ニュース

【国際】WHO、新型コロナウイルスの分析結果発表。マスク着用指針や他の噂についても回答 1

 世界保健機関(WHO)は2月29日までに、新型コロナウイルスについての分析報告書を発表。同時にマスク着用に関する指針や、その他の有効性に関する噂についても回答した。

 同報告書によると、2月20日までに感染が確認された55,924人の症例分析によると、重度の疾患または死亡のリスクが高い人は、60歳以上の人と、高血圧、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、または癌などの疾患のある人。小児の発症は比較的まれで、感染しても軽度。全体の占める小児の割合は2.4%と少なく、19歳未満でも重度疾患の感染率は2.5%、重篤な疾患でも0.2%に留まっている。

 死亡率は年齢とともに増加し、80歳以上の人の死亡率が最も高く21.9%。また、女性2.8%に対し、男性の方が4.7%で高い。すでに疾患のあると死亡率は高くなり、心血管疾患のある患者では13.2%、糖尿病で9.2%、高血圧で8.4%、慢性呼吸器疾患で8.0%、癌で7.6%となる。

 発症した際の症状としては、発熱(87.9%)、乾いた咳(67.7%)、疲労(38.1%)、つばの増加(33.4%)、息切れ(18.6%)、のどの痛み(13.9%)、頭痛(13.6%)、筋肉痛または関節痛(14.8%)、悪寒(11.4%)、悪心または嘔吐(5.0%)、鼻づまり(4.8%)、下痢(3.7%)、喀血(0.9%)、結膜鬱血(0.8%)。

 一般的な症状パターンとしては、感染後平均5日から6日で、軽度の呼吸器症状や発熱などの徴候や症状を発症するが、ほとんどの人は、軽度の病気で回復。一方、検査室で確認された患者の約80%は、肺炎及び肺炎以外の症例を含む軽度から中等度の疾患を有し、13.8%は重度の疾患(呼吸困難、呼吸数増加、血中酸素飽和度減少、肺浸潤)、6.1%が重篤の症状(呼吸不全、敗血症性ショック、多臓器不全)が見られるという。感染しても症状がない人は、比較的まれと思われるという。

 マスクによる予防については、咳や発熱、鼻詰まりなどの場合はマスクを着用すべきだが、マスクによって感染を予防できる証拠はないため、マスクを着用しなくてもよいとした(統計学では、このことがマスクによって感染を予防できないという意味にはならない)。但し感染の疑いがある人を看病する際にはマスク着用を推奨した。また、マスクを着用する際には、事前にアルコール除菌や石鹸での手洗いを推奨した。

 またその他の噂については、ハンドドライヤーが新型コロナウイルスの死滅に効くかについては否定。紫外線による肌の除菌については、紫外線による肌へのダメージのほうが多く止めるべきとした。発熱チェックによる感染者検知については、感染から発熱までに2日から10日かかることもあるため、リスクがあるとした。アルコールで全身を除菌すれば大丈夫かについては、すでに体内に侵入している場合は効果がないと否定。中国からの荷物を扱っても大丈夫かについては、封筒や小包の表面では新型コロナウイルスは長時間生存できないため、全くリスクはないとした。頻繁に塩素で鼻うがいことによる予防効果は、証拠がないと否定。にんにくやごま油を摂取すれば予防になるかについても否定した。

 WHOは2月29日、すでに20以上のワクチンが開発中だということも発表。いくつかは臨床試験が始まっている。

【参照ページ】Report of the WHO-China Joint Mission on Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)
【参照ページ】Coronavirus disease (COVID-19) advice for the public: When and how to use masks

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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