風力発電国際業界団体の世界風力会議(GWEC)は7月7日、浮体式洋上風力発電推進イニシアチブ「浮体式洋上風力タスクフォース」を発足したと発表した。
現在導入が進んでいる洋上風力発電は、浅瀬に据え付ける着床式洋上風力発電。一方、浮体式洋上風力発電は、水深の深い海域でも設置が可能だが、物理的安定性やコスト面での課題が多く、技術発展が必要な分野。それでもGWECは、現在65.7MWしかない浮体式洋上風力発電は2030年までに6.2GWにまで伸長すると見立てており、推進のためのタスクフォースを立ち上げた形。
同タスクフォースの議長は、GWEC Global Offshore Wind Ambassadorを務めるHenrik Stiesdal元シーメンス・ウィンド・パワーCTO。副議長は、Maf Smith前RenewableUK CEOが務める。参加機関は、シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー、GEリニューアブル・エナジー、イデオル、Stiesdal、MHVヴェスタス、wpd、オーステッド、エクイノール、イベルドローラ、ロイヤル・ダッチ・シェル、Principle Power、世界銀行グループ、RenewableUK、日本風力発電協会。
同タスクフォースは、まず優先事項を特定し、各地域の業界団体、政府、漁業NGO、港湾関係者等とのエンゲージメントを図るため、セミナーやワークショップ等を開催していく。
【参照ページ】GWEC launches Task Force to drive global growth of floating offshore wind
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