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【フランス】トタル、フランス沖の浮体式洋上風力発電事業に出資。MHIヴェスタスの10MWを3基

 仏エネルギー大手トタルは10月7日、フランス・ポール・ラ・ヌーヴェルのグリュイッサン沖で展開する浮体式洋上風力発電所「Eolmed」の実証運用プロジェクトに20%のマイナー出資を行うと発表した。同発電所の設備容量は30MW。10月5日にMHIヴェスタスの10MWタービンを3基採用することが決まっている。運転開始は2023年を予定。

 同プロジェクトは2016年7月、フランス政府の公募で、再生可能エネルギー仏Qair(旧Quadran)が採択される形で発足。同社がマジョリティ出資している。トタルは、Qair等と協働し、洋上風力発電所の構想から展開、活用まで、ライフサイクル全体にわたる価値提供を行う。

 トタルは現在、韓国で設備容量2GW、英国で設備容量100MWの発電所を展開するプロジェクト「Erebus」を展開。同地域での独占開発権を得ている。

 同社は、2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)達成する目標も設定済み。同年までに再生可能エネルギー事業からの収益が最大40%となる可能性があるという。また、2020年末までには、同社の総設備容量は12GWになり、そのうち約7GWは、再生可能エネルギー発電所が占めると推定。2025年までには、再生可能エネルギー発電所の設備容量を35GWにすることを目標に、事業拡大を続けるとした。

 また、今回採用が決まったMHIヴェスタスも、浮体式洋上風力発電市場に注目している。2011年のポルトガルでの「WindFloat 1」プロジェクトでは、2MWタービン1基だったが、現在建設中のポルトガル「Wind Float Atlantic」では8.4MWタービンを3基といっきに大型化。他にも現在、2021年までに英スコットランド沖「Kincardie」で9.5MWタービンを5基、2022年にはフランス沖「EFGL」で10MWタービンを3基、2023年にはフランス「Groix & Belle Ile」で9.5MWタービンを3基、建設することが決まっている。今回のEolMedでの採用で6発電所目となった。

【参照ページ】RENEWABLES: TOTAL ENTERS THE FLOATING OFFSHORE WIND SECTOR IN FRANCE
【参照ページ】MHI Vestas and EolMed partner for floating offshore wind farm in France

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