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【ヨーロッパ】エンジー、グリーン水素生産でトタルと協働。EVインフラ整備ではFCAと合弁会社

 仏電力・ガス大手エンジーが、水素生産やEVを取り巻く環境整備を進めている。同社は1月12日、仏エネルギー大手トタルと協働し、フランス最大のグリーン水素生成プロジェクト「Masshylia」で合意。建設に関する事前調査を実施した後、グリーン水素生成工場を2022年に建設開始予定で、2024年からの操業開始を見込んでいる。

 同工場は、プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏にあるトタルのバイオ燃料精製所の敷地内に建設。設備容量100MW以上の太陽光発電で発電した電力を活用し、40MWの電解槽でグリーン水素を生成。生産能力は日量5tで、同精油所でのバイオ燃料生産用の原料として活用される。これにより年間の二酸化炭素排出量を1.5万t削減できるという。将来的には日量15tまでの拡大を視野に入れる。

 同プロジェクトは、同地域の自治体からも高い関心を集めており、二酸化炭素排出量削減への支援や、グリーン水素の経済性を実証するための欧州全域でのモデルケースとして目されている。

 またエンジーは、自動車世界大手蘭ステランティス傘下のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とも協働。1月26日には、住宅や公共の充電インフラ整備、充電サブスクリプションサービスの提供等、電気自動車(EV)を取り巻く環境の整備を行う、合弁会社の設立について最終合意した。

 ステランティスは、オランダに本社を置く自動車世界9位FCAと、フランスに本社を置く同10位のグループPSAの合併により、1月16日に設立した新会社。合弁会社設立に関する契約は、独占禁止法規制当局の許可等の経て、今後数か月以内に行われる予定。

【参照ページ】Total and ENGIE partner to develop France's largest site for the production of green hydrogen from 100% renewable electricity
【参照ページ】Signing of the agreements to create a major European player in e-Mobility

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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