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【アメリカ】連邦政府、省庁横断「国家気候タスクフォース」の初回会合開催。全省の長官が委員

 米ジーナ・マッカーシー気候担当大統領補佐官は2月11日、連邦政府機関横断の「国家気候タスクフォース」の第1回会合をオンラインで開催した。国家気候タスクフォースは、1月27日の大統領令で発足した行政機関で、21の連邦機関の長で構成。気候担当大統領補佐官が議長を務める。同日はハリス副大統領も部分的に出席した。

【参考】【アメリカ】バイデン大統領、気候変動対策強化の大統領令に署名。複数の政府会議設置、科学的根拠重視(2021年2月1日)

 同会議の出席者は、財務長官、国防長官、司法長官、内務長官、農務長官、商務長官、教育長官、労働長官、保健福祉長官、エネルギー長官、国土安全保障長官、運輸長官、住宅都市開発長官、共通役務庁長官、行政管理予算局長、科学技術政策局長等。今後、連邦政府横断で、気候変動対策、所得の高い雇用の創出等を実現していくことを確認した。

 バイデン大統領は、国家気候タスクフォースの中に、気候イノベーション・ワーキンググループを設置し、イノベーション推進プロジェクト「気候高等研究計画局(ARPA-E)」を展開することも決定済み。

 同日、同ワーキンググループでは、検討する分野として、カーボンニュートラル建材等を含む追加コストなしでのネットゼロ・ビルディング(ZEB)、エネルギーの貯留コストを現状から90%削減、電源をカーボンニュートラルにするためのエネルギーマネジメントシステム、ゼロエミッション車、航空・船舶燃料の持続可能な燃料化、重工業での炭素回収と熱源のカーボンニュートラル化、地中に炭素を固定するための農法と土壌管理、直接大気回収(DAC)、カーボンリサイクル等を列挙した。

 この日、早速、エネルギー省からは、エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の予算のうち、1億米ドルをエネルギー転換の分野に投じる表明があった。

【参照ページ】Readout of the First National Climate Task Force Meeting
【参照ページ】Biden-Harris Administration Launches American Innovation Effort to Create Jobs and Tackle the Climate Crisis

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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