
デンマーク電力大手オーステッド、IT世界大手米マイクロソフト、ノルウェーCCS技術開発Aker Carbon Captureの3社は3月10日、オーステッド保有のデンマークのバイオマス発電プラントでの炭素回収・貯留(CCS)開発について覚書(MOU)を締結。デンマーク政府は、2030年までに二酸化炭素排出量70%削減を目標としており、今回のアクションは同目標に寄与すると語った。
3社は、二酸化炭素ネット排出量をマイナスにする「カーボンネガティブ」に向け協働。また、マイクロソフトが持つテクノロジーと、Aker Carbon Captureの安全性や環境技術を組み合わせ、CCSプロジェクトを加速させる。実現すると、バイオマス発電にCCSを搭載した「BECCS」型が実現する。また3社は、カーボンネガティブに向けたアドボカシー活動を欧州各国政府に向けても行っていく。
同アクションの中では、マイクロソフトが、 ノルウェー政府やエクイノール、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタル等と進めるCCSプロジェクト「Northern Lights」との協働可能性も示唆した。
オーステッドは現在、デーマークに木質バイオマス発電所6機を保有。森林の中から、建材や家具に利用できず、腐るか燃やすしかない木を調達し、おかくずを燃料としているため、持続可能だと強調した。一方同社は、CCSは過渡期の技術とも指摘。2040年には、再生可能エネルギーに取って代わられると見込む。
マイクロソフトは、2012年に二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を達成済み。2030年までにカーボンネガティブを目指し、世界中のイニシアチブに加盟して二酸化炭素排出量削減を進めている。
【参考】【アメリカ】マイクロソフト、2030年カーボンネガティブ、2050年に1975年以降の全排出量相殺を宣言
【参照ページ】Ørsted, Aker Carbon Capture, and Microsoft commit to explore development of carbon capture
【画像】Ørsted
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