オーストラリア資源採掘関連14社は3月1日、鉱山作業の電動化を進め、鉱業でのスコープ1とスコープ2での二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を進める業界コンソーシアム「Electric Mine Consortium」を結成した。複数のワーキングループを設立し、業界の構造転換を図る。
同コンソーシアムへの参画企業は、サウス32、OZミネラルズ、ゴールド・フィールズ、Barminco、3ME、IGO、ホライゾン・パワー、ハーン、ダッソー・システムズ、Sandvik、Epiroc、Safescape、Energy Vault、State of Play。
同コンソーシアム発足のきっかけは、コンサルティング会社VCIの情報プラットフォーム「State of Play」がまとめた業界展望レポート。同レポートでは、鉱業大手幹部へのアンケート結果の中で、「次世代の鉱山は電動化によって開発や操業が行われる」との回答が61%、「今後15年間には、再生可能エネルギー技術が鉱山の操業を著しく変化させる」が83%、「鉱業の自動化に最も貢献する技術は"電動化"」との回答が98%だったことを示し、業界全体で電動化への機運が高まっていることを紹介。電動化を進めることで競争力強化につながるとの展望を示していた。
Electric Mine Consortiumは、「エネルギー貯留」「鉱山設計」「EV建機」「EV軽車両」「充電システム」の5つのワーキンググループを発足。各企業のとりまとめ企業も定め、今後検討をすすめる。
【参照ページ】Electric Mine Consortium
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