英誌エコノミストは11月8日、世界51都市の水資源ランキング「都市の水最適化インデックス」を発表した。同ランキングの発表は今回が初。首位は米ロサンゼルスだった。
今回のランキングの対象は、先進国と発展途上国の双方が対象となっており、アジアの主要諸都市も対象となったが、日本の都市は含まれていない。ランキングの評価基準は、「信頼性」「アクセス性」「サステナビリティ」の3つが対象となった。ロサンゼルスは、アクセス性とサステナビリティで2冠。信頼性の首位は米ダラスだった。
全体傾向では、やはり、発展途上国の方が低かったが、低所得国だけでのランキングでは、ハノイ、マラケシュ、アルジェ、ダカール、プノンペンの順。中所得国では、サンパウロ、ソフィア、メデリン、ケープタウン、ブエノスアイレスの順。
今回のランキングは、水資源の希少性に対する危機意識が高まることが背景にある。ランキングの分析資金は米デュポンが拠出した。