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【国際】ロンドン金属取引所、RMIのデューデリ基準を整合と認定。取引容易に

 電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は4月18日、団体の活動「責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)」が策定した「鉱物サプライチェーンのためのグローバル責任ある調達デューデリジェンス・スタンダード-全鉱物」が、ロンドン金属取引所(LME)に承認されたと発表した。

【参考】【国際】RMI、全鉱物対象の紛争鉱物スタンダード発行。3TG、コバルト、雲母から全鉱物へ拡大(2021年12月19日)

 ロンドン金属取引所は2019年、同取引所で売買できる金属のサステナビリティ基準として「責任ある調達要件」を設定。OECD紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス(OECDガイダンス)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO45001/OHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム)の3つもしくは同等の認証を取得していることを義務化。2022年6月30日に施行され、2023年12月31日までに完全遵守が求められている。

 ロンドン金属取引所は今回、RMIの「鉱物サプライチェーンのためのグローバル責任ある調達デューデリジェンス・スタンダード-全鉱物」が、ISO14001とISO45001/OHSAS18001の双方に整合していると判断。また、OECDガイダンスについては条件付きで整合していると承認した。これにより、RMI基準が認証されている金属は、OECDガイダンスの補足要件さえ満たしていれば、LMEの基準を自動的に満たしているとみなされることが決まった。

 RMIは他にも、RMI錫・タンタル基準、RMIコバルト精製装置サプライチェーンデューデリジェンス基準、RMAとの共同デューデリジェンス基準、RMAPと共同のITA-RMIスズ評価基準を運営しているが、同様にOECDガイダンスの観点での条件付きで、整合性を認めている。RMIは今後も、OECDガイダンスとの整合性について、LMEとの協議を進めていく考え。

 ロンドン証券取引所は、別途、2021年から、取引金属のサステナビリティ情報データを公表する「LMEパスポート」制度も運用している。RMIの各基準は、同制度にも対応している。

【参照ページ】Responsible Minerals Initiative Standards Recognized by the London Metal Exchange
【参照ページ】Responsible sourcing

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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