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【国際】CBI、食料・農業バリューチェーン企業適用の森林破壊ゼロ基準案公表。EUDRを念頭

 国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は12月22日、農業・食料バリューチェーン企業での「森林破壊・農地転換ゼロ調達基準」案を公表した。2024年2月5日までパブリックコメントを募集する。

 今回の基準は、2024年12月30日から適用されるEUの森林破壊・森林劣化規則(EUDR)を念頭に、農業・食品セクターの企業に特化した基準を開発したもの。機関投資家に対し、投融資を検討する企業が森林破壊ゼロにコミットできているかの評価尺度を提供した。

【参考】【EU】森林破壊・森林劣化規則が成立。7品目にデューデリ義務。猶予期間は18ヶ月。違反時は巨額罰金も(2023年5月18日)

 同基準は、5つの特徴がある。

  • 調達ガイドライン:農産物調達戦略を森林破壊と転換の防止(DCF)目標に合致させるための基準を提示
  • 期限付き目標:森林伐採やその他の自然生態系の転換に関連する製品を段階的に廃止する明確なスケジュールを設定
  • トレーサビリティと情報開示:トレーサビリティと情報開示のための強固なメカニズムを提示
  • 方針の一貫性:EUDRとの整合性確保
  • 包括的観点:環境問題だけでなく、人権や先住民の権利等の社会的要素も含有

 同基準は、原材料生産企業だけでなく、食品加工、小売、貿易事業者まで、農産物を扱うあらゆる事業者に適用できる形で設計されている。

【参照ページ】Public Consultation: New Climate Bonds Criteria for Deforestation and Conversion-Free Sourcing by Agri-Food Entities

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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