
東京都は1月29日、太平洋セメント、メタウォーターと共同で、下水再生りんを製造するりん回収・肥料化施設を、砂町水再生センター(東部スラッジプラント)内に完成し、運転を開始したと発表した。
同プロジェクトは、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の一環で、「新たなリン回収システムによる下水道の資源化に関する実証事業」として実施されている。
同プロジェクトでは、消化を導入していない処理場を対象として、脱水分離液からリンを新たな方法により回収する技術について、リンの回収率や肥料の品質等を実証している。今回、約70tのりん回収を予定している。回収後は、肥料の原料として活用し、全国農業協同組合連合会(JA全農)と連携して、全国展開を視野に入れる。
国土交通省のB-DASHプロジェクトでは、過去には、兵庫県神戸市と栃木県鹿沼市でも下水汚泥からのリン回収プロジェクトが採択されてきた。神戸市のプロジェクトでは、神戸市、水ing、神戸市、三菱商事アグリサービスが参画。鹿沼市のプロジェクトには、鹿沼市、月島機械、サンエコサーマル、日本下水道事業団、鹿沼市農業公社が参画した。
【参照ページ】りん回収・肥料化施設の運転を開始しました
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