
カナダ鉱業協会(MAC)と国際銅協会が運営する鉱物サステナビリティ認証「Copper Mark」は3月26日、カナダ鉱業協会の「Towards Sustainable Mining(TSM)基準」と、「Copper Mark」の両規格の保証プロセスを統合するためのパイロットプロジェクトを開始すると発表した。
Copper Markは現在、銅、ニッケル、亜鉛、モリブデンの4物質を対象としている。さらに、国際金属・鉱業評議会(ICMM)、国際銅協会、カナダ鉱業協会、ワールド・ゴールド・カウンシルの4者は、各々の責任ある金属サステナビリティ基準を統合する協議を開始している。今回の発表もその一環。
【参考】【国際】ICMM、Copper Mark等4団体、資源採掘サステナビリティ基準の統合に向け協議開始(2023年12月17日)
カナダ鉱業協会とCopper Markは今回、2024年にTSM基準の検証を受けるカナダ鉱業協会加盟企業に対し、双方の保証プロセスを統合し、Copper Mark事務局がカナダ鉱業協会に代わって保証プロセスを管理すると発表した。カナダ鉱業協会は、2024年に検証を受ける加盟企業のほぼすべての施設が保証を取得することを期待しており、2024年に約30施設が該当するとみられている。
保証結果は、TSMの通常のプロセスに従い、カナダ鉱業協会がTSMのウェブサイトで公開するとともに、Copper Markのウェブサイトでも公開する。同パイロットプロジェクトに関する詳細は、TSMとCopper Markのウェブサイトで近日中に公開される予定。
【参照ページ】The Mining Association of Canada and The Copper Mark collaborate to enhance Accountability, Transparency, and Credibility
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