
英海洋管理機関(MMO)、環境・食糧・農村地域省、ナチュラル・イングランドの3行政機関は3月22日、希少なサンゴ礁や岩礁の生息地を含む英沖合海洋保護区(MPA)13海域を、トロール漁(底曳網漁)を禁止したと発表した。対象となる海域は約4,000km2。
今回指定されたのは、ケープ・バンク、ヘーグ・フラス東部、ファーンズ・イースト、フォアランド、ハイグ・フラス、ヘイスバラ、ハモンド、ウィンタートン、ハートランド・ポイントからティンタジェル、グッドウィン・サンズ、ランズ・エンド及びケープ・バンク、ノースノーフォークのサンドバンクスとサターンリーフ、ブライトン沖、ケルティック・ディープ南部、ワイト・バーフルール・リーフ。今回の指定より、トロール漁禁止の海洋面積が約18,000km2となった。
(出所)MMO
英国では、2024年末までにイングランドの沖合54ヶ所全てでトロール漁を禁止する計画を進めている。プロセスとしては、事前のエビデンス募集と公開コンサルテーション、2024年初頭の政府からの確認、そして2024年2月1日に開始される正式な通知期間を経て指定される予定。
英海洋管理機関は今回、サンゴ礁の生息地は、トロール漁による被害を受けやすく、ピンク色のウミウチワ、ロスミミズ礁、壊れやすい海綿等の重要な種の生息地となっているという。
【参照ページ】Bottom towed fishing gear prohibited over reef habitats in 13 marine protected areas
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