
穀物世界大手米ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)は6月18日、同社がリジェネラティブ農業で栽培した小麦を使用した小麦粉の販売で、英家庭用ピザオーブン販売Ooni Pizza Ovensと協働すると発表した。Ooni Pizza Ovensの英国ウェブサイトと一部の小売店で販売する。
ADMは2023年、農家のリジェネラティブ農業転換支援プログラムを英国で開始。参画農家は、土壌への炭素貯蔵量を増やすカバークロップの植栽等を通じ、土壌の健康、生物多様性、気候、水資源の保護・改善を進めている。同社が支援するリジェネラティブ農業圃場は、グローバルで2023年時点で280万エーカーに達している。
【参考】【イギリス】ADM、小麦生産カーボンフットプリント算出。リジェネラティブ農業の有用性強調(2023年5月4日)
Ooni Pizza Ovensは、2012年に英国スコットランドで創業し、2023年1月にBコーポレーション(B Corp)認証を取得。環境・社会インパクトを重視する経営を行っている。今回のリジェネラティブ農業生産の小麦粉販売は、同社の再生型ビジネスへのコミットメントの一環と話している。ADMの小麦粉工場がすでに再生可能エネルギー電力に転換していることも評価した。
【参照ページ】ADM Partners with Ooni Pizza Ovens to Incorporate Regenerative Agriculture into Pizza Flour Production
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら