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【香港】香港市場でのGSS+債発行額、2023年に236%伸長で約3兆円に。世界10位

 国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は6月24日、香港のGSS+債(サステナブルボンド)市場の分析レポートを発表した。香港市場は、アジア地域の他の市場をリードし、グリーンボンド発行で初めて世界のトップ10に入る等、過去最大の成長を遂げた。

 香港のGSS+債の発行額は、2023年に182億米ドル(約3兆円)に到達。前年比236%増となった。そのうちグリーンが156億米ドル、ソーシャル及びサステナビリティが26億米ドル。グリーンボンドの発行額では初めて世界トップ10に入った。順位は、中国、ドイツ、米国、英国、国際機関、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、香港の順。

 グリーンボンド発行が大きく伸長した要因は、香港政府が144億米ドルのグリーンボンドを発行したことによるもの。残りのグリーンボンド発行は金融機関が発行体だった。香港政府のグリーンボンド発行額は、2023年には英国、ドイツ、イタリアに次いで世界第4位。累積発行額でも第5位になった。

 香港市場でのグリーンボンド発行は、香港と中国本土のグリーン転換に向けた資金調達の役割を果たしている。香港政府は2025年度予算の一環として、2025年から2029年まで毎年、GSS+債を含む債券を約950億香港ドルから1,350億香港ドル相当発行する意向を表明。2027年までサステナブルファイナンス補助スキームを実施することも決めている。

 香港金融管理局(HKMA)は、CBIの支援を受け、中国本土とEUの双方のタクソノミーと調和させるグリーン・タクソノミー・システムを提案し、中国人民銀行(PBOC)と欧州委員会の共同イニシアチブ「共通基盤タクソノミー(CGT)」を採用した最初の法域となっている。

【参照ページ】Hong Kong’s sustainable debt market leads in Asia, with significant growth of 236% in 2023

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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