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【アメリカ】製鉄スタートアップ・エレクトラ、270億円資金調達。豊田通商、大和工業も出資

 米製鉄技術スタートアップのエレクトラは4月24日、シリーズB資金調達ラウンドで1.86億米ドル(約270億円)の資金調達に成功したと発表した。これで累計の資金調達額は2.14億米ドル(約310億円)となった。

 同社は、世界の温室効果ガス排出量の約10%を占める製鉄からの排出量削減を目的とし、2020年に設立。再生可能エネルギーを活用し、様々な低品質の鉄鉱石から純度99%の鉄を製造する特許取得済みのモジュール式プロセス技術「湿式電解精錬」を保有。湿式電解精錬では、電気分解によって鉱石中の成分を水溶液から析出。極めて純度の高い鉄分子の抽出が可能で、従来の高炉法と比較して温室効果ガス排出量を大幅に削減することができる。

 今回の資金調達では、Capricorn Investment GroupとTemasek Holdingsが共同で主導。金融投資家では、Breakthrough Energy Ventures、Builders Vision、Collaborative Fund、Earth Venture Capital、Lowercarbon Capital、S2G Investments等。戦略的投資家では、BHP Ventures等。リオ・ティント、ロイヒル等の鉄鉱石のグローバルサプライヤー、ニューコア、大和工業等の電炉製鉄企業、Interfer Edelstahl Groupと豊田通商等も出資した。

 同社はこれまでに鉱山、鉄鋼、自動車等の複数セクターにおいて戦略的パートナーシップを締結済み。具体的には、ZFグループ、Interfer Edelstahl Group等と鉄鋼やバッテリー用途の高純度鉄の供給に関する覚書(MOU)を締結。自動車セクターでは、車両の温室効果ガス排出量削減に向けて電炉技術を用いた鉄鋼の使用が増加しており、今後も需要が拡大する見通し。

 今回調達した資金は、2025年後半にコロラド州での実証プラントの建設資金として活用。同プラントでは、パートナーによるテストと認証のための同社の鉄を製造。2020年代末までに同社初の商業プラント構築に向けた基盤を築くとした。

【参照ページ】Electra Announces $186M Series B Funding Round to Scale Clean Iron Production 【参照ページ】Toyota Tsusho Invests in U.S.-based Electrolytic Iron Manufacturer Electra- Contributing to Achieving Carbon Neutrality in the Steel and Automotive Industries -

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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