
EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会とEU下院の役割を担う欧州議会は12月4日、欧州委員会が2023年7月に発表した農林業での「新ゲノム技術(NGT)」の活用に関するEU規則制定で政治的合意に達した。今後、双方での立法手続に入る。「新ゲノム技術(NGT)」が「ゲノム編集」のEU行政用語。
【参考】【EU】EU理事会常駐代表、ゲノム編集規則制定でルール厳格化合意。環境・健康への懸念(2025年3月16日)
ゲノム編集は、外来遺伝子を入れない点で遺伝子組換えと区別される。EUでは従来、遺伝子組換え作物(GMO)に関しては法規制があったが、ゲノム編集に焦点を当てた法規制は整備されていなかった。
欧州委員会は、農林業での新ゲノム技術(NGT)の活用により、気候レジリエンス、病害虫耐性、収量増を実現し、化学農薬の使用量やリスクの半減、EUの食料自給率向上を目的としている。さらに今回の合意では、…
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら