IT世界大手米グーグルは5月29日、アンドロイド端末のアプリ販売プラットフォーム「Google Play ストア」でマリファナ(大麻)取引促進のアプリの取扱を禁止すると発表した。マリファナ販売が合法的な国・地域でも禁止する。
グーグルはすでに、アプリ内でのマリファナ販売を禁止していたが、今回の措置では、アプリ内でマリファナの発送や受取につながるアプリ内ショッピングカート機能が一切禁止される。引き続きショッピングカートを用いる場合は、アプリ外で操作させなければならず、さもなければGoogle Play ストアからのダウンロードができなくなる。
現在、マリファナ取引を促進するアプリ「Weedmaps」「Eaze」がGoogle Play ストアからダウンロードできる。両アプリは、グーグルの以前のポリシー強化を受け、アプリ内でのマリファナ販売を止め、マリファナを購入できる地域店舗の紹介等の機能を提供していた。今回の措置で、これらの機能も停止させられる。
Eazeは今回の措置について「失望した」とコメント。合法化された店舗での販売を否定すれば、マリファナ取引が再び闇マーケットに蔓延ることになると反発している。
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