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【国際】中国と中南米、世界の風力発電市場の成長を牽引 2015/05/06 最新ニュース

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 新興国で、風力発電所が増え続けている。Global Wind Energy Council(世界風力エネルギー協会、以下GWEC)が4月1日に発表した最新の報告書『2014年世界風力発電・年次報告書』によると、2014年の風力発電市場の成長が最も著しかったのは中国で、次いでブラジル、メキシコ、南アフリカ共和国の順だった。

 GWECは「中国は昨年23ギガワット分の風力発電所を新設し、累積で114ギガワット分の風力発電所があります。これは2014年に世界で新設された風力発電所の45%を占める量で、予想を上回る数字だ。ブラジルは昨年初めて風力発電の市場規模が世界トップ10入りし、第4位にななった」とコメントを寄せている。

 また、中南米においては風力発電の市場規模が、2014年は前年の3倍に拡大。特にブラジルは昨年、世界で4番目に多い約2,500メガワット分の風力発電所を新設しており、累積の風力発電所の数は世界10位となっている。メキシコは633.7メガワット分の風力発電所を新設。累積で2.551メガワット分の風力発電所がある。2024年までに再生可能エネルギーによる発電で電力の35%を再生可能エネルギー(うち半分は風力)でまかなうことを目標としている。

 中南米のその他の地域でもチリで506メガワット、ウルグアイで405メガワット、ペルーで146メガワット、アルゼンチンで53メガワット、カリブ海で50メガワット分の風力発電所を昨年、新設している。こうした新設ラッシュの成果もあり、中南米とカリブ海では、累積で8.5ギガワット分も風力発電で賄えるようになった。GWECによると「中南米では風力発電の市場が本格化し、バイオマスや太陽光による発電を補完する重要な再生可能エネルギーとなりつつある」とのことだ。

 GWECは、2015年以降も風力発電の導入量は増え、特に中国は2020年には中国の導入量が200ギガワットになると予測している。また「中南米では引き続きブラジルでの導入量が増え、メキシコがそれに続く」との考えだ。

 世界全体で見ると、風力発電の新規導入数は前年比で44%も増加している。新興国を中心にどれほど増えていくのか、今後の成長に期待が高まる。

【レポートダウンロード】Global Wind Report 2014 – Annual market update
【参考サイト】Global Wind Energy Council

(株式会社ニューラル サステナビリティ研究所)

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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