
欧州環境庁(European Environment Agency、以下EEA)は10月20日、EUは2020年までに1900年比で温室効果ガス排出を20%削減するという目標達成に向け、目標を上回るペースで順調な進捗を見せていると公表した。
EEAが公表した報告書"Trends and projections in Europe 2015"によると、ヨーロッパの温室効果ガス排出量は1990年から2014年までで23%減少しており、記録上最も低いレベルに達したという。
EU加盟各国による最新の計画によれば、現行の方策だけでも2020年までに24%の削減が見込まれており、加盟国が既に計画している追加の方策も考慮すれば25%の削減が見込まれるとのことだ。また、報告書によると2020年以降もペースは落ちるものの温室効果ガス排出量の削減は継続する見込みで、2030年までに1990年比で27%から30%の削減が可能だという。
2030年までに40%削減という目標を実現するためには更なる新たな方策が必要だが、EUはその第一歩として既に排出量取引システム(ETS)の改訂提案など具体的な動きを見せており、2030年に向けた歩みを始めている。
EUは排出量を23%削減した1990年から2014年の間に46%の経済成長を実現しており、気候変動対策と経済発展は両立しうることを自ら体現している。この実績を基に、12月にパリで開催予定のCOP21においても国際合意に向けたリーダーシップを発揮することが期待される。
【レポートダウンロード】Trends and projections in Europe 2015
【参照リリース】Climate change: EU shows leadership ahead of Paris with 23% emissions cut
【団体サイト】European Environment Agency
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