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【日本】経産省と米エネルギー庁、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)分野で案件組成を促進

 経済産業省は10月17日、米エネルギー省との間で「二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)分野に係る協力文書(MOC)」に署名した。両者は同分野での共同研究、案件組成を推進していく。また、アジアの新興国を含む第三国におけるCCUS案件形成に向けて協力を進める。

 二酸化炭素回収し貯留する技術は、大気中の二酸化炭素を固定化し地下に埋蔵してしまうというもの。大気中の二酸化炭素濃度の上昇は世界的な気候変動の原因と言われており、大気中の二酸化炭素濃度を下げることで、緩和効果が期待できる。これまでは、二酸化炭素を回収し、地下に埋蔵する「二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術」と称されることが多かったが、最近では、回収した二酸化炭素を油田に圧入して産油量を向上させる(EOR)等の利用を含め「二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)」とも呼ばれるようになった。

【参考】【アメリカ】JX石油開発とNRGエネルギー、世界最大級のCO2回収プラントが稼働開始。三菱重工が建設に参加(2017年1月26日)

 経済産業省と米エネルギー省は2015年に二国間でのMOCを締結し、苫小牧の実証サイトでのテキサス大学とのデータ解析、ローレンスバークレー国立研究所との光ファイバーを用いたモニタリング検証等に取り組んできた。今回、日米企業の案件組成を促進するため、MOCを改訂した。今後、両国政府からプロジェクトコーディネーターを選任し、企業を入れた官民対話を設置。両国政府で案件形成のフォローアップを行う。

【参照ページ】米国エネルギー省との間でCCUS分野に係る協力文書に署名しました

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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