英送電大手ナショナル・グリッドは6月3日、米ニューヨーク州プラスカイに新型蓄電所を建設する計画を公表した。同社は、米国北東部では送電だけでなく小売事業も展開している。バッテリーの規模は、2MW(3.8MWh)。ニューヨーク州政府は、2030年までに州内の再生可能エネルギー割合を50%以上に高める政策を打ち出しており、同社の蓄電所は電力の安定供給面でそれを支える。
再生可能エネルギーは、天候の状況に発電量が左右されるがため、バッテリーと組み合わせることで電力の安定供給が実現できる。今回の蓄電所も、気象条件が良いタイミングで太陽光発電や風力発電で発電した電力を貯め、電力ピーク時等の需要が供給を上回る際に放電する。今回の設備では、1,600世帯に最大2時間送電することができる。
バッテリーは米Aggrekoが提供。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、2025年までに1,500MWのバッテリーを設置する目標を掲げている。
【参照ページ】National Grid Launches First-of-Its-Kind Battery Storage System
【画像】Aggreko
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