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【日本】丸井グループとみんな電力、クレカ会員の再エネ切り替え推進で協働。年間100万tのCO2削減目指す

 丸井グループとみんな電力は9月1日、丸井グループのクレジットカード「エポスカード」の会員に対し、みんな電力への電力会社切り替えを推進する共同プロジェクトを発表した。みんな電力は、小売電力事業者の中でも、再生可能エネルギー電力の供給割合が業界トップ水準。丸井グループは、クレジットカード会員にみんな電力への電力切り替えを促すことで、顧客とともに二酸化炭素排出量の削減に取り組む。

【参考】【日本】東京都、小売電力事業者の再生可能エネルギー比率発表。首位みんな電力(2020年3月8日)

 今回のプロジェクトの内容は2つ。まず、エポスカードのポータルサイト「エポスNet」内の特設ページの入力画面から、電気料金の明細の写真を撮影するだけでみんな電力の「二酸化炭素排出量ゼロ」の電力プランに申し込めるサービスを、9月中旬から開始する。同プランは、太陽光発電、風力発電、水力発電、FIT制度活用の再生可能エネルギーを活用し、経済産業省が定義する「実質的な再生可能エネルギー100%」を実現している。

 同プランの加入者には、再エネ電力を利用する事業者や再エネの発電所などから、さまざまな特典が提供されるほか、電気料金の0.5%が日本国内の森林保全や育成を行う「みらいの森プロジェクト」に寄付され、植林活動の進捗がみんな電力のウェブサイトで確認できるようになる。さらにみんな電力の「エポスカード」会員用特設ページで、二酸化炭素排出量削減量も見える化する。

 プロジェクトのもう一つは、丸井グループによる「みんな電力 エポスカード」の発行。2020年10月から発行を開始する。基本的な機能や特典はエポスカードと同じだが、入会時には1枚につき1,000円が再生可能エネルギー発電所に寄付される。また、2021年4月からは、カード素材を、廃棄プラスチック等を使用した環境配慮素材に切り替える。廃プラ活用のクレジットカードは日本では今回が初となる。年会費は永年無料で、決済はVISA。

【参考】【国際】マスターカード、海洋プラを再生したクレジットカード開発。60以上の発行会社が活用表明(2020年7月30日)

 丸井グループは、エポスカード会員向けに2019年にアンケート調査を実施。全体の約6割の回答者から「再生可能エネルギーを利用したい」との反応があった。しかし、会員からは電力会社の切り替えの手間を指摘する声も大きく、今回みんな電力が手間を大幅に削減するフローを提供することとなった。

 丸井グループとみんな電力は、今回のプロジェクトにより、2024年度までに顧客での二酸化炭素排出量年間100万t削減を目指す。

【参照ページ】「みんなで再エネ」プロジェクトスタート!

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