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【国際】電気電子業界のサーキュラー団体「サーキュラー・エレクトロニクス・パートナーシップ」発足

 世界経済フォーラム(WEF)や持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)等6団体は3月18日、電気電子業界でのサーキュラーエコノミー推進イニシアチブ「サーキュラー・エレクトロニクス・パートナーシップ(CEP)」を発足した。すでに欧米企業12社がCEPに加盟している。

 CEPを運営するパートナー機関は、WEF、WBCSD、責任ある企業同盟(RBA)、グローバル・エレクトロニクス・カウンシル(GEC)、Global Enabling Sustainability Initiative(GeSI)、Platform for Accelerating the Circular Economy(PACE)の6団体。国際電気通信連合(ITU)もビジョン等の策定に協力した。

 CEPに加盟した12社は、グーグル、マイクロソフト、デル、シスコ・システムズ、ボーダフォン、グレンコア、ランクセス、セキュリティ・マターズ、Sims Lifecycle Services、Closing The Loop、アクセンチュア、KPMG。

 電子廃棄物は、世界全体で年間5,000万tもあり、回収・リサイクル率はわずか17.4%。失われている資源金額は総額570億米ドル(約6兆円)にも達する。CEPは、発足に際し、過去1年間かけ業界の幅広いステークホルダーと協議しまとめた業界ロードマップを提示した。同ロードマップの策定には、ファーウェイ(華為科技)、ジェイビル、ゼロックス、フィリップス、ノキア、サファリコム、HP、ヴェオリア、ユミコア等も協力したが、協力者に日本企業はなかった。

 同ロードマップでは、製品設計、需要喚起、事業拡大、廃棄物回収、再利用・リサイクル、二次市場の整備の6つをアクション領域として設定。各々について、2023年、2027年、2030年の到達目標を設定した。

 同イニシアチブは今後、サーキュラーエレクトロニクスの定義、持続可能でサーキュラー型の調達コミットメント、データ基盤の構築、資源のトラッキング・プロジェクト、製品回収率を高めるためのファイナンス・メカニズム等について検討を進める。

【参照ページ】Circular Electronics Partnership (CEP): The first private sector alliance for circular electronics

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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