サンスターは3月26日、2030年の新たな環境中長期目標を発表した。二酸化炭素排出量やプラスチック容器・包装に関し、具体的な定量目標を設定した。また日本国内では、コアタイムなしのフルフレックス勤務制度を正式施行することも伝えた。
今回設定した2030年環境目標は、
- 容器・包装プラスチックでの植物由来のバイオプラスチックもしくは再生プラスチックの使用比率を50%
- 使い終わった容器・包装材におけるリサイクルまたは再利用可能な材料比率を100%
- 容器・包装材に使用する紙をFCS認証等の適正な森林認証紙比率を100%
- 製品に使うパーム油でRSPON認証等の持続可能な認証取得比率を100%
- 自社工場・事務所で使う電力の再生可能エネルギー電力比率を100%
- 自社工場の生産量あたりの水使用量削減を2020年度比重量分母の原単位で20%削減
- 自社工場で排出するスコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量を総量で2020年度比85%削減
- 日本国内の自社事業所の消費量電力の72%で2021年4月から再生可能エネルギー電力に転換
また、働き方では、コロナ禍により、グループ国内各社では2020年春から臨時導入してきたテレワークを、2021年1月から国内各事業会社で正式に施行した。フレックス勤務制度では、会社が実施を認めた対象部署に関しては、コアタイムなしで午前5時から午後10時の間で始業・終業時間を設定できることを新たに規定した。但し、社員同士のより円滑な意思疎通を図るために週1回の通勤実施を盛り込む。
【参照ページ】サンスター、サステナビリティ活動を推進 グローバルで2030年環境中長期目標を策定
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